AI職務経歴書ブーム到来
ChatGPTなどの生成AIの普及により、職務経歴書の作成をAIに任せる方が増えています。
「文章を考えるのが苦手」「忙しくて書く時間がない」という人にとって、数分で整った文章が手に入るのは大きな魅力です。
しかし、便利さの裏には注意点もあります。AIが作った職務経歴書は、そのまま提出すると意図せずマイナス評価につながる場合もあるのです。
本記事では、AI職務経歴書のメリットと落とし穴、うまく使いこなす方法を解説します。
AI職務経歴書のメリット

まずはAIによる職務経歴書作成のメリットをみていきましょう。
メリット1: 作成スピードが圧倒的に早い
通常、職務経歴書はゼロから書くと半日〜数日かかることもあります。
しかし、AIを使えばなんと数分でたたき台が完成します。
忙しい転職活動中、面接準備や情報収集に時間を回せるのは大きな利点です。
メリット2:文章の見栄えが良くなる
AIは言い回しや語彙を多く持っているため、文章を整えるのが得意です。
例えば、自分で作成した文だと「営業として頑張りました」と書くところを、AIは「法人営業に従事し、新規開拓と既存顧客の深耕を通じて売上目標を達成しました」といった、採用担当者が好む具体的な文章に変換してくれます。
メリット3: 構成のひな形が手に入る
はじめて職務経歴書を書く人にとって、「どこから書き始めればいいか」が最初の壁です。
(書き始めるまでが一番時間がかかったという方は少なくありません)
しかしAIに「3社分の経歴を時系列でまとめて」と指示すれば、職歴、業務内容、成果の順で整理された文章が瞬く間に自動で生成され、型の参考になります。
メリット4: 第三者視点の文章提案
AIは大量の文章例からパターンを学習しているため、自分では思いつかないアピールポイントを提示してくれることもあります。
これにより、自分の強みを客観的に再発見できる場合もあります。
AI職務経歴書の落とし穴

しかし完全にメリットばかりという訳ではありません。AI作成による注意点も押さえておきましょう。
落とし穴1:内容の正確性が保証されない
AIは事実確認をしないため、存在しない実績や誇張表現が紛れ込むことがあります。
(AIが事実と異なる情報を生成する現象を「ハルシネーション」と呼びます)
例えば「年間売上を120%達成」と自動生成されたとしても、実際にその数字を達成していなければ、面接で突っ込まれた際に信用を失います。
落とし穴2: 画一的な文章になりやすい
AIは似た構造の文章を作りやすいため、他の応募者とほぼ同じような内容になるリスクがあります。
採用担当の視点からすると、「またこのパターンか」と感じられる文章は印象に残りません。
落とし穴3: 本人らしさ・エピソード不足
AIはあくまで一般的な職務経歴書のパターンを返すため、個別のエピソードや背景が薄くなります。
結果、面接で「この経験の具体的な状況は?」と聞かれても、書類と自分の記憶が一致せずに戸惑うことがあります。
落とし穴4: 守秘義務や情報漏洩リスク
職務経歴書作成時に、前職のプロジェクト名や顧客名、具体的な数値をAIに入力すると、機密情報が外部に流出するリスクがあります。
利用前に必ずサービスの利用規約やプライバシーポリシーを確認しましょう。
AI職務経歴書をうまく使うためのポイント

では、どのようなポイントを押さえれば、職務経歴書作成において、うまくAIを利用することができるのでしょうか。
ポイント1:AIはたたき台として使う
AIの利用はあくまで完成品として提出せず、自分の言葉で修正する前提で利用しましょう。
骨子となる構成案など、ベースのところの利用にとどめます。
ポイント2:具体的な経験を加筆する
成果の背景や困難を乗り越えた過程など、本人しか書けない情報を盛り込みましょう。
これは、AI生成を活用した場合に限らず、職務経歴書作成において最も重要なポイントです。
ポイント1のように、ベースとなる全体の骨組み部分はAIを活用し、本人しか書けない具体的な情報を肉付けすることで、時間の節約をしつつ、AIの画一性という欠点を補い、良いとこどりができます。
ポイント3:数字や事実を必ず確認する
実績値は正確な記録を確認して引用をしましょう。
「注意点1:内容の正確性が保証されない」で述べたように、AIは生成する数字や実績に関して、内容の事実確認を行っていないため、たとえ入力時に正しい数字を入れていても、生成結果では異なる形で出力されてしまうケースもあります。
ポイント4:守秘情報を入力しない
会社名や顧客名などは伏せて入力するか、別の言い回しに置き換えましょう。
使用するAIや利用プランにもよりますが、入力した情報は学習モデルとしてAIに取り込まれ、不特定多数へ入力情報が流出してしまうリスクがあります。
意図しない情報流出を防止するためにも、特定につながる情報の入力は避けましょう。
AI職務経歴書が向いている人

ここまでAIによる職務経歴書作成の注意点とポイントを見てきました。
まとめると、下記のようなケースだとAIの利用は(もちろん使い方次第ですが)オススメと言えるかと思います。
・書き出しや構成に迷っている人
・文章を整えるのが苦手な人
・複数企業へ短期間で応募する人
・忙しくて作成時間を短縮したい人
ただし、いずれの場合も、自身で具体的な情報の肉付けや、数字・実績などの事実確認を行うことが必須です。
「人間の手を全く介しないAI職務経歴書の作成」は現時点ではオススメしません。
まとめ

AIで作った職務経歴書は、時間短縮と文章整形に優れた便利ツールです。
しかし、正確性や個性、情報管理には注意が必要で、「AIが作った職務経歴書」ではなく「AIと一緒に作った職務経歴書」にすることが成功のカギとなります。
最終的には、自分の言葉で肉付けし、面接でも自信を持って話せる内容にすることで、採用担当の心に届く職務経歴書に仕上げられます。
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