【学歴欄】高卒・中退・通信制の書き方ポイント

転職

履歴書を書くとき、意外と悩むのが「学歴欄」です。

特に、高卒や学校中退、通信制の方の場合

「高卒だけどどう書けばいいの?」
「学校を途中で中退してしまった」
「通信制の場合はどうすればいいんだろう」

と、不安を感じる方も少なくなりません、

この記事では、「高卒」「中退」「通信制高校」それぞれのケースごとに、履歴書での正しい書き方と印象アップのコツを解説します。

履歴書の学歴欄の基本ルール

まずは、共通する基本ルールを押さえましょう。

・中学校卒業から記載する
最終学歴だけでなく、中学校卒業から書くのが一般的です。

・年月は西暦・和暦のどちらでもOK
どちらかに統一して記載します。履歴書内で混ざるのはNGです。

・学校名は正式名称で書く
「○○高校」ではなく「○○高等学校」と表記します。

・卒業・中退を明確にする
あいまいな表現は避け、「卒業」「中途退学」と正式に書きます。

・最終学歴の後に1行空けて「以上」で締める
見た目が整い、読みやすくなります。

記載例:

2016年3月 ○○中学校 卒業  
2019年3月 ○○高等学校 卒業  

以上

高卒の場合の書き方

高校を卒業している場合は、以下のように記載します。

記載例:

2019年3月 東京都立○○高等学校 卒業  

以上

学校名と卒業年月を記載すればOKです。

「全日制」「普通科」などの表記は不要です。

高卒の書き方ポイント

・「高校名+卒業」のみで十分。
・卒業年度に誤りがないか注意。
・高卒後の空白期間がある場合は、職歴欄で補足すればOKです。

学歴欄は“シンプルに正確に”が基本です。無理に飾る必要はありません。

高校中退の場合の書き方

高校を途中で退学した場合も、正直に書くことが基本です。

中退を隠すよりも、「事実を正確に書く=誠実な印象」に繋がります。

記載例:

2018年4月 ○○高等学校 入学  
2020年3月 同校 中途退学  

以上

「中退」という略語よりも、「中途退学」と正式に記載しましょう。

たとえ在籍期間が短くても、省略せずに書いた方が信頼性があります。

高校中退の書き方でよくある質問

Q:中退理由は書いたほうがいい?

履歴書には書かなくてOKです。

面接で聞かれた場合のみ、簡潔に・前向きに説明しましょう。

例:「家庭の事情で退学しましたが、その後アルバイトを通じて社会経験を積みました。」

Q:高認(高卒認定試験)を取得している場合は?

学歴欄に追記できます。

記載例:

2020年3月 ○○高等学校 中途退学  
2021年8月 高等学校卒業程度認定試験 合格  

以上

隠すより「誠実に書く」ことが信頼につながります。

中退後の経験や努力は、職務経歴書・面接でしっかり伝えましょう。

通信制高校の場合の書き方

通信制高校を卒業・在籍している場合も、正式名称を使って記載します。

「通信制」であることを隠す必要はありません。

記載例:

2018年4月 ○○高等学校(通信制課程) 入学  
2021年3月 同校 卒業  

以上

通信制であることは、働きながら学ぶ人や、自分のペースで学習を続けた人など、多様な背景がありますが、履歴書上では「通信制課程」と記載すれば十分です。

通信制卒の書き方ポイント

・「通信制高校卒」は正式な「高卒」です。
・勤務や子育てと両立していた場合は、面接でアピール要素になります。
・「努力して卒業した経験」そのものが評価対象になることも。

必ずしも「通信制=不利」ではありません。

むしろ自分で計画を立て、コツコツ続けられる力として、ポジティブに伝えましょう。

印象を良くするためのプラスアルファ

学歴に不安を感じる人ほど、履歴書全体の印象づくりを意識すると良いでしょう。

工夫1. 清潔感と統一感を意識する

文字の大きさ・書き方・余白を整えるだけで、誠実さが伝わります。

パソコン作成でも手書きでも、「丁寧に書かれている」ことが大切です。

工夫2. 職務経歴書や自己PRで強みを補う

学歴欄は過去の情報ですが、職務経歴書や自己PRでは「現在の力」を示せます。

たとえば、

・「働きながら通信制を卒業」
→ 自己管理能力の高さ

・「中退後に資格取得」
→ 学び直しの意欲

・「高卒から実務でキャリアアップ」
→ 成長意欲・実践力

書類全体で「前向きに努力してきた人」という印象をつくるのがポイントです。

工夫3. 面接での伝え方

面接で学歴について聞かれた場合は、言い訳ではなく「学びを通して得たこと」を伝えましょう。

「通信制で自分のペースを守りながら卒業した」「中退をきっかけに働く力を身につけた」など、経験を“強みに変える言葉”で伝えると印象が良くなります。

まとめ:誠実に・前向きに伝えよう

学歴欄は「経歴を正確に記すための情報欄」であり、あなたの価値を決めるものではありません。

高卒・中退・通信制、それぞれの学び方・歩み方に意味があります。

大切なのは、事実を正しく・誠実に書くこと、そしてその後の経験で何を学び、どう成長したかを伝えることです。

履歴書はあなたの歩みを整理するチャンスでもあります。

学歴にとらわれず、自信をもって「今の自分」を表現していきましょう。

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