「書類通過率を上げる!履歴書で意識したい5つの基本ポイント

転職

「さあ転職活動をはじめるぞ!」

という時にまずはじめに取り掛かる人も多い履歴書。

しかしいざ書こうとしてみると

「あれ、この書き方でいいのかな…」
「この内容は書かないほうがよかったりするのかな…」

など、迷う方も多いです。

本記事では、そんな方に向けて、履歴書作成における基本的なポイントについて解説しました。

新卒採用とは違う!?転職活動における履歴書の重要度

新卒採用での就職活動の場合、応募書類は基本的に履歴書が中心で、企業に応じてESと呼ばれるエントリーシートや各種課題があります。

中途採用の場合は履歴書だけではなく、職務経歴書がセットです。そして中途採用の場合、職務経歴に記載されたこれまでの職務経験を重視し、判断をしていく傾向があります。

そのため、履歴書の内容で大幅に評価がアップするということは、基本的にはありません。

履歴書だけで評価されることは少ないですが、雑にきちんと作成されていないとマイナスになります。
中途採用における履歴書は、評価アップを目指すというより、減点によるマイナス評価をされないように注意していくことが非常に重要となります。

履歴書で意識すべき5つの基本ポイント

それでは、実際にどのような点に気をつけて作成していけばいいのかを見ていきましょう。

ポイント1:読みやすく整ったフォーマットにする

フォントの統一/余白とレイアウト

なによりまず大事なのは、「見やすさ」です。内容云々の前に、パッと見て読みづらさを感じさせてしまうと、最悪の場合は中身の精査まで進まないケースもあります。

使用するフォント(文字の種類)は統一させて、適度な余白を取り、見やすいレイアウトを心がけましょう。

手書きかPC作成かの選び方

中途採用においては、企業側からの指定がない限りは基本的にPC作成で問題ありません

※実際これまで1,000名以上の転職支援を行ってきましたが、99.9%はPC作成による書類でした。

記入漏れや文字サイズのバランスに注意

文字に関してはフォントの統一とあわせて、記入漏れの確認はもちろん、文字サイズのバランスにも注意しましょう。

見出しはこのサイズ、本文はこのサイズ、などルールを決めておくとスムーズに作成を進めやすいです。

ポイント2:写真は「清潔感・明るさ・サイズ感」で印象アップ

実は、中途の転職活動では、履歴書に顔写真がなくても問題無いケースが多々あります。

しかし、企業から写真有無の指定がなく、顔写真欄のある履歴書フォーマットを使用する場合は、念のため顔写真をつけておいた方がベターです。

スマホ撮影でもOKだけど証明写真機だとより安心

最近はスマートフォンで証明写真のように撮影できるアプリもありますので、それを使用する形でもNGという訳では決してありません。

ただ、証明写真機であれば、撮影に適した明るさや背景など、撮影に特化した環境が用意されているので、心配であればスマートフォンよりは費用はかかりますが、証明写真機を使用しましょう。

コスト面を少しでも抑えたいということであれば、一度スマホアプリで撮影してみて、第三者にも写真を見てもらい、問題なさそうか確認してもらうのも良いかと思います。

背景・服装・髪型のマナー

・背景に不必要なものが映っていないか、写真がみづらい背景となっていないか
・服装が華美すぎたり、普段着過ぎたりしないか
・髪がハネているなど、髪型が乱れていないか

このあたりも撮影時に確認してきましょう。

サイズ・解像度にも注意

実際にあるケースなのですが、指定された顔写真欄のサイズより大きかったり、逆に小さいサイズの写真を使用されていることがあります。

多くの履歴書を確認している採用担当者からすると、そういった指定外の形をとっている履歴書はパッとみて分かってしまうものです。

顔写真を貼るのであれば、必ず指定のサイズを確認しましょう。

また、あわせて顔写真の解像度も、粗くなっていないかを確認しておきましょう。

ポイント3:志望動機は「使いまわし感」がでないように」

履歴書の書式によっては、志望動機や自己PR欄が履歴書についている場合もあります。

その場合は、あからさまな「使いまわし感」がでない内容の方が、マイナス印象につながりづらいです。

なぜその企業を選んだのかを明確に

今回なぜこの会社に応募したのかが、明確に分かる形で書きましょう。

例えば、「○○の業務に携わりたいと思い応募しました」のみだと、○○の仕事が他の会社でもできる場合、企業側としては「なぜ弊社である必要があるのか?」と疑問を持ってしまいます。

「○○の仕事に携わりたいと考え、その中でも貴社が△△の分野で●●な取り組みをされている点に強く惹かれ、応募に至りました」

など、その会社である理由を付け加えましょう。それが同時に、きちんと弊社や業界のことを調べているなというプラス評価につながるケースもあります。

テンプレを使用するならあくまでベースとして使う

インターネットで検索してみると、志望動機のテンプレートが業界別や職種別で沢山でてきます。

「なかなかゼロからだと志望動機が書けない…」という場合、はじめの書く取っ掛かりとしてベースに使用するのは問題ないですが、丸ごとそのまま使用するのはできれば避けた方が無難です。

採用担当者が多くの志望動機をみているので、丸ごと使いまわしの場合、「あれ、これ前も見たことあるな…」と気づかれてしまうケースもあります。

テンプレを使用する場合はあくまでベースに留め、自身の言葉で書いていきましょう

ポイント4:学歴・職歴の書き方で”信用”を失わない

履歴書のメインとなる学歴・職歴欄の書き方も注意が必要です。

西暦・和暦は統一を

意外と見落としがちなポイントです。

学歴欄だと「令和〇年〇月」と記載しているのに、職歴欄だと「20●●年●月」となっているようなケースです。

西暦か和暦どちらがいいというのはありませんが、どちらかには統一して表記しましょう。

転職歴が多い場合の記載方法(簡潔かつ誠実に)

これまで経験してきた職歴数が多い場合、全てを同じ粒度で記載してしまうと、見づらくなってしまったり、事実なのでしょうがない部分ではあるのですが、採用担当者からみても「職歴多いな…」という印象を与えてしまいやすいです。

そのような場合は、ある程度短い期間のものはまとめて記載をしたりすることで、見づらさや職歴の多さの印象を和らげることができます。

例)
2020年2月 △△株式会社 入社
2020年8月 △△株式会社 退社
2020年9月 ●●株式会社 入社
2021年3月 ●●株式会社 退社
2021年4月 □□株式会社 入社
2021年 10月 □□株式会社 退社

 ↓↓まとめると

2020年2月~2021年10月に以下3社に在籍 
 ・2020年2月~ △△株式会社
 ・2020年9月~ ●●株式会社
 ・2021年4月~ □□株式会社

もちろん、虚偽の記載はNGです。簡潔にしつつも、あくまで誠実な記載を心がげましょう。

ポイント5:ミスは見逃さない!誤字脱字・形式エラーのチェック

作成ができたら、一旦新鮮な気持ちで、履歴書全体の内容を見直してみましょう。

誤字脱字は減点対象になる場合も

誤字脱字をどこまですると減点対象にするかは、企業や採用担当者の基準によって違いますが、無いに越したことはありません。また、一定以上の誤字脱字があると、やはり「丁寧さに欠ける」と思われてしまいがちです。

自分で作った文章の誤字脱字は気づきづらいところがあるので、第三者に見てもらったり、ご自身で確認するのであれば、PC画面だけではなく印刷してみたり、時間をおいて確認してみたりすることで、ミスを防いでいきましょう。

ファイル名や日付・提出先の表記ミスも意外と多い

本文以外でも、履歴書のファイル名や日付、場合によっては提出先の表記などでも、間違いがあるケースがあります。

履歴書に記載しているテキストは、一度全て確認をしておきましょう。

まとめ:履歴書はまずは「減点を防ぐ」ことが大事

履歴書は中途採用における「入り口」を担う書類です。

まずは、「読みやすさ、丁寧さ、違和感のなさ」に注意し、本記事でご紹介したポイントをおさえて減点を防ぎ、入り口に立てるようにすることを重視しましょう。

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