面接の終盤、「最後に何か質問はありますか?」と聞かれて、頭が真っ白になった経験はありませんか?
いわゆる「逆質問」と呼ばれるものです。
質問が思い浮かばないからといって「特にありません」と答えてしまうと、面接官に「この人は本当にうちの会社に興味があるのかな?」と思われてしまうかも…
と不安になりますよね。
逆質問は、単に疑問を解消する時間ではありません。
実は、あなたの入社への熱意や、会社との相性をアピールする絶好のチャンスなのです。
「でも、どんな質問をすればいいか分からない…」
そう感じているあなたのために、面接官に「おっ!」と思わせる逆質問の使えるパターン5選をご紹介します。
これらの質問とその意図を理解すれば、逆質問で悩むことはぐっと少なくなるはず。
ぜひ参考にしてください。
パターン1:会社の「未来」と「事業戦略」に関する質問

まずは逆質問の王道、会社の将来や事業の今後について聞くパターンです。
会社の将来性に強い関心があることで入社意欲をアピールできます。
また、質問内容によっては情報収集力や思考力なども伝えることも可能です。
企業研究の中で発見した情報や、業界全体の課題などで、純粋に「この会社はどうするんだろう?」と疑問に思ったことをもとにすると、この質問は考えやすいです。
質問例:
「中期経営計画で〇〇という目標を掲げていらっしゃいますが、特に注力されている事業や、今後克服すべき課題はどのような点だとお考えですか?」
「今後、競合他社と差別化していく上で、特に強みとなる部分はどのような点だとお考えでしょうか?」
「この業界が抱える課題に対し、御社はどのように向き合っていこうと考えていますか?」
パターン2:入社後の「働き方」と「キャリアパス」に関する質問

「入社したらどんな風に働きたいか」を具体的にイメージできているかを示す質問です。
表面的な待遇だけでなく、自身の成長やキャリア形成を真剣に考えていることを面接官に伝えることができます。
ただ、単に自分の希望を伝えるだけにならないように注意は必要です。
自身が目指す働き方やキャリアパスを伝えつつも、それが会社が目指す方向性に合致するよう、きちんと考えていることを伝えることが重要です。
質問例:
「入社後、早期に貢献するために、どのようなスキルや知識を身につけるべきでしょうか?」
「もしご縁があって入社した場合、1年後にはどのような役割や成果を期待されていますか?」
「将来的に〇〇のようなキャリアを目指したいと考えているのですが、どのようなキャリアパスが考えられますか?」
パターン3:企業の「文化」と「社風」に関する質問

会社のホームページや求人情報だけでは分からない、実際の「人」や「雰囲気」を理解しようとする姿勢を見せることができる質問です。
会社との相性を真剣に考えていることが伝わり、入社後のミスマッチを防ぎたいという誠実さを伝えることができます。
また、単にどんな会社でも聞けるような質問ではなく、社員インタビューなどのその会社独自の情報を元にこの質問を行うことで、会社の情報にきちんと目を通しているという真面目さなどもアピールできる場合があります。
質問例:
「社員の皆さんが仕事で壁にぶつかった時、どのように乗り越えていらっしゃいますか?」
「チームで働く上で、最も大切にしている価値観や行動規範があれば教えていただけますか?」
「会社のバリューとして〇〇を掲げていらっしゃいますが、特にどのような場面でその価値観を感じられますか?」
パターン4:面接官「個人」に関する質問

面接官を「働く人」として尊敬し、その経験や考えを学びたいという謙虚な姿勢を示すことができる質問です。
面接官に親近感を持ってもらいやすく、対話のキャッチボールが生まれることで、一方的な面接や画一的な面接ではない、良い雰囲気ができやすいです。
ただ、このタイプの質問は面接官によって合う合わないがあり、これまでご紹介した質問パターンに比べると、少し変化球ではあるのですが、うまくいけば、非常に有効です。
この質問も、できれば事前に社員紹介などで確認している情報をもとにその面接官向けの質問内容にできると、より効果的です。
質問例:
「社員紹介ページで~という記載を拝見したのですが、〇〇様がこの会社で働く中で、最もやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?」
「もし差し支えなければ、〇〇様がこの会社を選んだ決め手についてお聞かせいただけますか?」
「〇〇様から見て、御社で活躍している人に共通する特徴やマインドセットは何だと感じますか?」
パターン5:面接内容を「深掘り」する質問

これは、単独のパターンというよりは、これまでのパターン1~4と組み合わせることで、効果を発揮します。
面接での話に真剣に耳を傾けていたことをアピールできる、最も効果的な質問の仕方の一つです。
その面接の中で得た情報をもとに質問するという方法です。
単に用意した質問をするだけでなく、その場で思考し、対話を作り出す能力を示せるため、面接官から高い評価を得やすい質問です。
それだけに難易度は少し高いですが、慣れてきたらぜひ取り入れてみることをオススメします。
質問例:
「先ほど〇〇という事業のお話がありましたが、その具体的な事例についてもう少し詳しくお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「面接の中で、御社の〇〇という取り組みに大変興味を持ちました。この分野で貢献するために、私が現時点で不足しているスキルは何だと思われますか?」
「先ほどの〇〇という課題について、私は△△のようなアプローチが有効ではないかと考えたのですが、御社ではどのような対策を検討されていますか?」
逆質問を成功させるための3つの心構え

質問例をただ暗記するだけでは、面接官にはその意図が伝わりません。
質問の質を高めるために、以下の3つのポイントを意識しましょう。
事前準備:
質問の意図を明確にしておきましょう。
「なぜこの質問をするのか」を自分の言葉で説明できればOKです。
質問の数:
質問は1〜3個に絞った方が良いケースが多いです。
限られた面接時間の中、たくさん質問すれば良いというわけではありません。
最も聞きたいことを厳選し、簡潔に質問しましょう。
質問のタイミング:
面接の流れに合わせて、どの質問が適切か判断しましょう。
「用意した質問をするぞ!」と考えが固まってしまっていると、面接の流れに反して質問をしてしまい、マイナス評価につながってしまう場合もあります。
パターン5のように、流れに合わせつつ、面接官が話してくれた内容に触れながら質問すると、さらに良い印象を与えられます。
まとめ:逆質問は「入社への熱意」を伝えるチャンス

逆質問は、自分の疑問を解消するだけの場ではありません。
それは、あなたがどれだけその会社で働きたいか、そしてどれだけ貢献できるかを伝えるための場でもあります。
今回ご紹介した5つのパターンを参考に、ぜひ自分なりの質問を組み立ててみてください。
事前の準備をしっかり行い、自信を持って面接に臨めば、きっと良い結果に繋がるはずです。
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