毎朝「会社に行きたくない」と思う人に伝えたいこと

キャリア論

目覚ましが鳴るたびに、胸の奥が少し重くなる。 

布団から出なければいけないことは分かっているのに、どうしても気持ちがついてこない。

「また今日もか……」

そんな朝が、たまにではなく“毎朝”続いているとしたら。 それは決して、あなたが弱いからでも、仕事に対して甘えているからでもありません

仕事に行きたくないという感情は、心やキャリアが発しているごく自然なサインです。

この記事では、その感情を無理に消そうとするのではなく、どう受け止め、どう向き合えばいいのかを、キャリアとHRの視点から整理していきます。

「会社に行きたくない」は甘えではない

多くの人は、行きたくないと感じる自分に対して、まず「罪悪感」を抱きます。

「みんな我慢して働いているのに」「自分は根性が足りないのではないか」と。

しかし、感情は善悪で評価するものではありません。 感情は、今の状況に対する“反応”です。

キャリア相談の現場でも、「本当は違和感があるのに、甘えだと思って無視し続けた結果、心身のバランスを崩してしまった」というケースは少なくありません。

「我慢できていること」と「問題がないこと」は、全くの別物です。

「行きたくない」と感じている時点で、何かしらのズレや負荷が生じている可能性は高いのです。

なぜ「毎朝」会社に行きたくないのか|考えられる4つの原因

一時的な疲れや気分の浮き沈みであれば、数日で回復します。

それでも毎朝同じ気持ちになる場合、背景には次のような要因が隠れていることが多いです。

原因① 仕事内容・役割への違和感

やっている仕事が、自分の強みや関心とかけ離れてきている。

あるいは、期待されている役割と、自分が発揮したい価値がズレてきている。

この違和感は、日中は忙しさで紛れますが、朝になると正直に表に出てきます

原因② 人間関係のストレスが積み重なっている(心理的安全性の欠如)

特定の人との関係性、チームの空気、評価のされ方。

一つひとつは耐えられるレベルでも、積み重なると「またあの場所に行くのか」という感覚に変わっていきます。

「何を言っても否定される」「助けを求められない」という環境(心理的安全性の低い状態)は、朝の足取りを最も重くします。

原因③ 成長実感が持てなくなっている

以前は感じられていた手応えや成長が、いつの間にか見えなくなっている。

この状態が続くと、仕事そのものへの意味づけが弱まり、朝のモチベーションも下がりやすくなります。

原因④ 価値観と会社の方向性のズレ

会社が大切にしているものと、自分が大切にしたい働き方。

このズレは、意識しないまま進行しやすく、気づいたときには強い違和感として現れます。

「まだ頑張れる」と「もう無理かも」の境界線

「会社に行きたくない=すぐに転職すべき」という話ではありません。

ただし、無視し続けていいサインでもありません

次のような状態が続いているなら、一度立ち止まって考える価値があります。以下のチェックリストを確認してみてください。

項目「まだ頑張れる」サイン「もう無理かも」サイン
週末の過ごし方趣味を楽しめる・リフレッシュできる日曜の昼から絶望感がある・動けない
業務への集中度始めれば没頭できる小さなミスを連発する・頭が働かない
自己肯定感仕事に不満はあるが、自分は否定しない全て自分が悪い、価値がないと感じる
身体の反応会社に着けば体調は安定する会社に近づくと動悸や吐き気がする

大切なのは、「結論を出すこと」ではなく「観察すること」です。

自分が今、どんな負荷を感じているのかを丁寧に見つめてみましょう。

もし「もう無理かも」の項目に多くチェックが入るなら、今は「頑張り方」を変えるのではなく、「自分を守ること」にシフトすべきタイミングかもしれません。

HR(人事)の視点:会社はあなたの「本音」をどう見ているか

「行きたくない」と周囲に漏らすことを、「評価が下がる」「迷惑をかける」と恐れる人は多いでしょう。

しかし、人事の視点から見ると少し景色が異なります。

企業にとって最も避けたいのは、「優秀な社員が、何も言わずに限界まで抱え込み、ある日突然倒れたり退職したりすること」です。

配置換えという選択肢: 仕事内容が原因なら、部署異動で解決できる場合があります。

・環境調整のコスト: 新しい人を一人採用し、教育するには多大なコストがかかります。それよりも、今のあなたの負荷を調整して働き続けてもらうほうが、会社にとっても合理的です。

「行きたくない」という気持ちを伝えることは、決してわがままではありません。

持続可能な働き方を模索するための「建設的な提案」になり得るのです。

無理に答えを出さなくていい。まずやるべきこと

行きたくない気持ちがあると、すぐに白黒つけたくなります。 辞めるか、我慢するか。

しかしながら、「辞めるか、耐えるか」の二択で考えると、余計に苦しくなります。その手前にある、小さなステップを踏んでみましょう。

ステップ① 感情を「書き出す(ジャーナリング)」

ノートでもスマホのメモでも構いません。「会社が嫌だ」を具体的に分解してみてください。

  • 「会議での〇〇さんの発言が苦痛」
  • 「この資料作成に意味を感じない」
  • 「朝の満員電車のあの匂いが嫌い」 

具体化することで、「全てがダメだ」という漠然とした不安が、「ここを調整すれば楽になるかも」という改善の糸口に変わります。

ステップ② 「自分自身のため」のモーニングルーティンを作る

朝、目覚めてから家を出るまでの時間を「会社へ行く準備のためだけの時間」にしないことです。

  • 好きな音楽を聴く
  • お気に入りの店のコーヒーを淹れる
  • 5分だけ好きな漫画を読む

目的は「気合を入れること」ではなく、「会社に行く前に、自分の主導権を取り戻すこと」です。

また、自身にとってストレスの少ない時間を差し込むだけでも、心身の負荷が軽減することがあります。

ステップ③ キャリアの「外の世界」を覗いてみる

今の会社が世界の全てだと思うと、逃げ場がなくなります。

  • 転職サイトで求人を眺めてみる
  • 他社で働く友人と話してみる
  • キャリアアドバイザーに相談してみる

「他にも選択肢はある」と知るだけで、今の環境を客観的に見られるようになり、心の余裕が生まれます。

周囲に相談する時の「具体的な伝え方」

もし上司や人事に相談してみようと思えたなら、感情に任せるのではなく、以下のような伝え方を意識してみてください。

「最近、業務量と自分の強みのバランスについて少し立ち止まって考えており、今後の働き方について一度ご相談させていただけないでしょうか」
「今の業務において、〇〇の部分で少し行き詰まりを感じており、パフォーマンスを維持するために調整の余地がないかアドバイスをいただきたいです」

「嫌だ」という感情を「より良く働きたい」という意欲に変換して伝えることで、周囲も協力しやすくなります。

それでも気持ちが変わらないなら、キャリアの視点を持つ

もし違和感が解消されない場合、それは「逃げ」ではなく「環境を見直すタイミング」かもしれません。

働く場所を変えることは、感情的な決断ではなく、キャリアの持続性を高めるための選択肢の一つです。

重要なのは、勢いで決めないこと。

自分の強み、価値観、市場での立ち位置を把握した上で考えることです。

毎朝の違和感は、キャリアを見直すための信号

毎朝「会社に行きたくない」と思う自分を、否定しないでください。

それは、あなたのキャリアが壊れかけている証拠ではなく、調整を求めているサインです。

無視せず、でも急がず。

散歩をするように、自分の心が本当に行きたい方向を少しずつ見つめ直していきましょう。

「自分のケースだとどう対処したら…」そう感じたら、プロの力を借りてみませんか?

ここまで読んで、「理屈は分かるけれど、自分のケースだとどう考えればいいのだろう…」と迷うことがあれば、キャリアの専門家に相談するのも一つの方法です。

一人で考え続けていると、どうしても視野は狭くなりがちです。

「自分が悪いのかもしれない」
「もう少し我慢すべきなのかもしれない」

そんな思考のループから抜けるために、一度、第三者の視点を借りることは、決して弱さではありません。

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